オスグット

  ● オスグット症

「オスグッド病」は
「オスグッド・シュラッター病」
とも呼ばれ、主に成長期である小学校の
高学年から高校生の子供に発症する
障害の一つです。

 

 

症状は膝の周囲の痛みや腫れです。
膝の皿(膝蓋骨)の指3~4本分程度下の部位
に痛みや腫れ、熱感を認めます。
また、その部位に硬い盛り上がり(隆起)が
できるのが特徴です。
症状は片足(特に軸足)
だけの事もありますが両足に出ることもあります。
休むと症状は良くなりますが運動を再開すると
また症状が出現します。

 

 

大腿四頭筋(だいたいしとうきん)
と呼ばれる太腿の前部分にある筋肉は
膝蓋骨 (膝の皿)と膝の下の脛骨に
付着しています。
膝蓋骨から脛骨の間の部分は
膝蓋腱(しつがいけん)と呼ばれます。
大腿四頭筋が収縮・伸展することで
膝を曲げたり伸ばしたりしています。
曲げ伸ばしの運動で負荷が
かかる部分ですが、脛骨は10代では
まだ成長過程であり、完全な骨ではなく
軟骨です。
そのため、大腿四頭筋(膝蓋腱)と
脛骨の
付着は強固なものではありません
発育期における運動の負荷が
大腿四頭筋(膝蓋腱)と脛骨の付着部に
集中して、その付着部が剥離
して
しまうことがオスグッド病の原因です。

 

 

剥離してしまった腱と骨(軟骨)が膝の下の
盛り上がり(隆起)として現れます。

 

オスグット症は運動負荷による
スポーツ障害です

 

 

【対処法】

 

・安静(当面はスポーツの休養)
・ストレッチ(足のモモを伸ばす)
・サポーターによる固定
・関節、筋肉の調整
  (子供整体オススメ)